滅菌は、医療機関において避けては通れない業務ですが、滅菌の前にやらなければならない業務があります。それは”洗浄”です。
洗浄により器具、器材に付着した血液、唾液などをきれいに落とさなければなりません。それらが器具に付着したままで滅菌を行ってもその部分の滅菌効果は著しく下がることがわかっています。

そのようなことから当院では滅菌の前の洗浄も重要視しています

話しは変わりますが、家庭での”食洗器”と”手洗いでの食器洗い”はどちらの方が洗浄効果が高いでしょうか?
答えは圧倒的に”食器洗い洗浄器”に軍配が上がります。洗浄効果のみならず、使用する水道料も食洗器の方が少ないことが分かっています。
また、食洗器は”手洗いによる手荒れ”の心配もなく身体にも優しいといえます。よいことばかりです。

 

これを医療機関における”洗浄”に置き換えてみるとどうでしょうか?

以前は診療に使用した器具・器材は消毒室へ運ばれ手作業で”洗浄”を行っていました。医療器具は刃物がついたものや、鋭利な器具も多く、手作業による洗浄には常に感染の危険が付きまとっていました。また手作業では洗浄効果も悪く、作業効率も人間のすることですからばらつきが生じてしまいます。そう言った問題を解決するために、洗浄機能に特化した”速洗”を導入しました。

これで滅菌工程に入るまえの段階での重要な要素である”洗浄”の効果がレベルアップするだけでなく、鋭利な器具で指先をけがする危険がなくなり安全。洗浄に費やしていた時間をほかの業務に振り替えることができ仕事の能率アップと言ったメリットも生まれました。