歯周病治療
歯周病ってどんな病気?
歯周病の3つの特徴
歯周病は、お口の中に常在する細菌が原因となって発症する病気です。
1.自覚症状がほとんどない。
2.ーか所ではなくお口全体で発症、進行する
3.治療は医療者まかせでは治らない。
歯周病は、中年以上の年齢の歯を失う病気のトップです。大人になると、虫歯より歯周病で歯を失う確率が高くなります。
歯周病はお口全体で進行する病気ですので、歯を失う時は同時に多くの歯を一気に抜歯しなければならないケ一スがあります。
1)自覚症状がほとんどない。
気が付かない。気が付くときは、歯がグラグラしてきたとき。
2)ーか所ではなくお口全体で発症、進行する。
歯がグラグラするところがお口全体に及びます。
- 痛みはそれほどではないが、歯がグラグラしてきて食事がしにくくなってきた。
- グラグラしてきたことに加え口臭もひどくなり、口の中も粘つき、歯茎から膿のようなものも出てくる気がする。
このような症状が出てきます。多くの方はこの時に歯医者に通い始めますがこの時はすでに手遅れになっていることがしばしばあります。
また、仮に歯を救えたとしてもこのステージまで進んだ歯周病の完治は極めて困難なため、今後生じる歯のトラブルと付き合いながらの生活を余儀なくされます。
では、このような事態を避けるためにどうすればよいのでしょうか?
3つ目の特徴がポイントになってきます。
3)治療は医療者まかせでは治らない。
これが、歯周病が生活習慣病と呼ばれる所以です。生活習慣病の代表格といえば、糖尿病、高血圧高脂血症など..。
これらの病気は自覚症状に乏しく、人間ドックなどの血液検査で異常を指摘され、内科通いがはじまるわけですが、内科の先生はそれらの状態に応じた生活習慣の改善の指導やお薬を処方してくれるでしょう。
しかし、不摂生な毎日で薬だけ飲んでいても生活習慣病は治るでしょうか?一見、血液検査の数値は改善するかもしれませんが、薬をやめるとさらに病気は進行してしまいます。
ー生、生活習慣病とっきあわなければなりません。生活習慣病を治すには、自分自身が生活習慣病と向き合い文字通り毎日の生活習慣の改善に努めなければなりません。
そのうえで、お医者さんからの助言や処方されたお薬が効果を発揮するわけです。歯周病を治すためには、これら生活習慣病に対する取り組み方がそっくりそのまま適用できます。
歯周病の原因はお口のおなかの細菌です。この細菌はゼロにはできません。
しかし、歯周病という病気が発症しない程度にまで減らすことはできます。
歯周病を予防するには
お口の中の細菌を減らす最も効果的な方法
お口の中の細菌を減らす最も効果的な方法、それはご自身によるブラッシングです。
ブラッシングにより細菌の数をへらすことが、歯周病の予防であり、治療の基本となります。
たかが、歯ブラシですが、されど歯ブラシです。
虫歯になったところはいくら一生懸命みがいても虫歯は治りません。しかし、歯周病はブラッシングで治すことができます。
自らのブラッシングで治すことができる病気であることが注目したいところです。
ここが医療者まかせでは治らないといわれるところです。ブラッシングの効果があってこそ、初めて歯石をとったりする歯科医院での治療が効果を発揮します。
ブラッシングの効果のない状態での歯石とりは炎症のある歯茎に歯石除去の器具が入ります。考えただけでも痛そうです。
ブラッシングで歯茎の炎症を抑え歯茎を引き締める。歯茎を引き締めることにより、痛み無く歯石が取り除くことができ、その結果効果のあるブラッシングかさらに可能になり、それが歯石をとりやすくする・・・。
ブラッシングと歯石とりがうまく相乗効果を発揮してこそ、歯周病を治癒へ導きやすくします。
歯周病治療は医療者一患者の2人3脚で治していものです。
診療科目
虫歯治療
何事もはじめが肝心です。最初の小さな虫歯を的確な治療、その後のケアを徹底することで、その後の再治療を減らすことができます。
歯内療法(根管治療)
歯内療法専門医を養成するPESCJに所属し、科学的根拠に基づいた合理的な世界基準の臨床歯内療法を展開しています。
歯周病治療
歯周病は痛みを伴うことも少なく、しかし、見えないところで歯を支えている骨を溶かし、抜歯に至らしめる病気です。歯周病は老化ではありません。治せる病気です。
補綴・機能回復処置
初期虫歯、歯内療法、歯周病治療が終了した後、精密で噛む力に十分耐えられる被せ物、義歯を作製いたします。