Treatment 補綴・機能回復処置
補綴・機能回復処置が大切である理由
歯を失う病気の大部分は虫歯とそれに続く根尖病変(根の先の膿)と歯周病です。
これらを確実に治すことができ、それらが再発しないようにケアできれば、歯を失う可能性は当然低くすることができます。
しかし、人間は上下の歯で噛んで食事をしなければ長い人生を生きていくことができません。
そのためには丈夫な歯、適合の良いかぶせもの、ルールを守って作製された入れ歯が必要となります。補綴・機能回復処置は虫歯や歯周病を治した後、不自由なく食生活をおくるための最後の仕上げの段階です。
建物で例えると、地道に基礎の工事を進めてやっと骨組みが出来上がった段階が虫歯、歯内療法、歯周病が治った段階で、その後、実際に快適に過ごしていくために壁紙の素材、色調、間取り、自分好みの家具、電化製品、外壁や屋根のデザインなどに相当するところが補綴・機能回復処置にあたります。
地道に基礎工事が終わっただけでは人間はその家に住めません。歯も同じです。虫歯、歯周病、歯内療法で病気が治癒しただけでは食事はできません。
言い換えると、いくら基礎の工事をきっちり行なっていても、実際目に見える、触れることができる壁紙、インテリア、家具、電化製品、色調などが失敗すると憂鬱な日々の中で過ごさなくてはならなくなります。
それと同じくらい補綴・機能回復処理は大事なものです。そして歯科医療の最終段階でもあります。登山にたとえると8合目までは登ってきている状態です。
この段階では、診療コンセプトを守った上で、”あなたの好み”を反映させることができます。
せっかく治したいご自分の歯を快適に長期間使えるように、あなたにとって最適な補綴物を製作し人生に花を沿えませんか?
当院の補綴・機能回復処置
当院では適合の良い、かぶせもの作製を第1に心がけています。何せ、私たちの歯を悪くしたのは目に見えない細菌ですから、その細菌が再び活動できるような隙間を作ってはいけないからです。
また、不適切な入れ歯は残っている健康な歯や歯茎に余計な負担を与えてしまいます。適切に作製した入れ歯は、健康な歯や歯茎に負担をかけるものではなく、あなたのお口を健康に維持するための大切なパートナーとなることでしょう。
診療科目
虫歯治療
何事もはじめが肝心です。最初の小さな虫歯を的確な治療、その後のケアを徹底することで、その後の再治療を減らすことができます。
歯内療法(根管治療)
歯内療法専門医を養成するPESCJに所属し、科学的根拠に基づいた合理的な世界基準の臨床歯内療法を展開しています。
歯周病治療
歯周病は痛みを伴うことも少なく、しかし、見えないところで歯を支えている骨を溶かし、抜歯に至らしめる病気です。歯周病は老化ではありません。治せる病気です。
補綴・機能回復処置
初期虫歯、歯内療法、歯周病治療が終了した後、精密で噛む力に十分耐えられる被せ物、義歯を作製いたします。